犬の病気

椎間板ヘルニア

椎間板の真ん中に、クッションのような弾力のある線維輪で包まれた、柔らかな「髄核」と呼ばれる部分があり、転倒や打撲、事故などで背骨に強い衝撃を受けたり、また、高齢になって椎間板が変形してくると、椎間板の中のこの「髄核」が、線維輪を突き破って脊髄を圧迫します。
ダックスフンドなどの胴長短足の犬種は、特にかかりやすい病気のひとつなので、注意が必要です。

症状は、痛がるのが特徴で、腰で発症した場合は、歩行が困難になったり、トイレができなくなったり、麻痺が起きることもあります。

治療や予防として、症状が軽い場合は、炎症を抑える抗炎症剤やステロイド剤で運動を制限して治療します。重症になると、手術を行って、圧迫している椎間板を取り除きます。
予防が肝心で、ダックスやコーギーなど 胴長短足の犬種は特にかかりやすいので、室内でのソファなどからの飛び乗り降りや、階段を一気に下ること、後ろ足だけで立つなど腰に負担のかかる姿勢を極力避けて暮らすようにしましょう。