猫の病気

猫汎白血球減少症(FPL)

猫パルボウイルスに感染して起こる病気で、「猫伝染性腸炎」「猫パルボウイルス感染症」「猫ジステンバー」とも呼ばれています。 腸に炎症を起こし、血液をつくる骨髄が犯されるために、急激に白血球の数が減っていきます。

症状として、2~4日の潜伏期間のあと、発熱し、元気がなくなり、食欲もおとろえ、水も口にしなくなります。

生後3~5か月くらいの子猫に発症しやすく、この時期に感染すると目や脳に異常をきたすこともあります。
適切な処置をすれば、猫自身の免疫力で治りますが、免疫力が弱い猫の場合には死亡することもあります。

予防としてワクチンを接種するようにしましょう。かかってしまったら補液や抗炎症剤、抗生物質、栄養剤を投与して内科的治療を行います。